2007年10月3日(水)

スポーツ・運動

【剣道日誌】一拍子と舞う

剣道の「打ち」は一拍子が基本である。
昨日、自分の子供と久しぶりに向かい合って稽古をしたところ一拍子ができていない。

「大きく振りかぶったと同時に振り下ろす。」といっても子供には通じない。剣道をおやりにならない方にはもっと理解できないかもしれない。これが一拍子だ。

子供の打ちは「振りかぶる」次に「振り下ろす」この間にもう一度竹刀を引き上げる動作が入る。

欧米人の「打つ」は腕力で打ち付けるイメージだ。武道は「ねじり」や「ため」から繰り出す「打ち」である。腕力ではなく身体全体を使った動作を期待している。

振りかぶる。更に勢いをつけるために引き上げる動作は日本人の身体表現が欧米的な生活スタイルになったためか。

先週ラジオで「『踊る』とはとびはねる動作。『舞う』とは床と平行に移動しつつ身体表現をすること。」という永六輔さんの話しを聞いた。

剣道は「舞う」である。