2008年6月22日(日)

スポーツ・運動

【剣道日誌】剣道と文化

お子さんが小学生から剣道に親しみ、大学まで続けていたお客様がいらっしゃた。

私が剣道を趣味にしている事に驚きながらも小学生から高校生までは親であるご本人が団体の役職はもちろん子供以上に剣道にはまったとのこと。

剣道はプロもなくオリンピック種目にもない。サッカーや野球は「もしやわが子が」という気持ちになれるらしい。

「なぜ夢中になれるのか」は他のスポーツと大差はない。子供が汗を流し、苦しいことに耐えながらも技術的にも進化し成長する。さらに試合は親も一緒に闘っているような気持ちで悔しさや喜びを共有する。

こう考えると剣道はゲームとしてのおもしろさのみ見出して始めればよいように思うがイギリスの伝統スポーツラグビーの「1人はみんなのためにみんなは1人のために」という文化と同じように剣道は独自の文化が支えている。

戦いの手段であった剣道は文化となる過程において「対立から合気」「求道」などへと歴史の変遷とともに昇華していく。

あいさつ(礼儀)・しつけ(自らを律す)しんぼう(克己)・所作など剣道を通して学ぶことは独自の文化を学ぶことである。

様々な習い事のなかで剣道を選んだことは必ず誇りに思えるときがくる。